多対ケーブルが今も使われる理由
幹線が1フロアへ60対の音声回線を届けなければならないとき、60本の個別ケーブルは技術的な選択肢になりません。多対ケーブルなら、一貫した色識別コードで1本のシースに収め、引き入れも端末点も1か所で済みます。
データ側はとうにイーサネットが席巻しました。しかし音声配線、ドアホン、インターホン、エレベーター用電話、低速の信号伝送はそれに続かず、だからこそCAT3多対は今も実際の案件で指定されています。
対数の選び方
予備の対を確保してください。ケーブルが幹線に入った時点で対数は固定され、50対と100対の価格差は2度目の通線費用よりはるかに小さいのです。
| 対数 | 代表的な用途 |
|---|---|
| 2対 | 単一の音声配線、インターホン、信号伝送 |
| 10-25 pair | 小規模幹線、集合住宅内の配線 |
| 30-50 pair | 商業ビルのフロア配線 |
| 100対 | 建物幹線、MDFから各フロア盤まで |
屋内用PVCか屋外用PEか
屋内の幹線と配線ルートにはPVCを。管路内、電柱上、その他露出する箇所にはPEを。PVCは紫外線を浴び続けると白化して裂け、心線へ水を通してしまいます。
屋外用の多対ケーブルは木製ドラムで出荷し、屋内用バルクは1000 ftスプールと305 mドラムでご用意します。
端末処理の実務
- 対のカラーコードを端から端まで一貫して守る
- 端末処理部のできるだけ近くまでシースを残す
- キャビネットを閉じる前に、両端の対の割り当てを記録する
- 将来の手直しに備え、各端末処理部に余長を残す
実際の案件に適用されますか? 仕様をお送りいただければ、お客様のケースにどう当てはまるかお答えします。多対電話ケーブル — 実務ガイドは、ご注文の有無にかかわらず当社がお答えしている類いの質問です。



